●先人の智恵と恵みが輝く貞光の古民家●平成25年●

~文化と歴史を重んじる国・美馬郡の住居~

*お施主様の声*
築60年の実家は、祖父が新築し、父が引継ぎ改修した徳島県の片田舎ですが、去年の春先から、そろそろ実家での生活も考え始めたところ実家の居間の天井に雨漏りの痕を発見し、改修も視野に入れながら、住宅展示場を廻り思案していましたが、車での移動中に「古民家再生」の看板が目に入り、そこで出会ったのが、MIタウン企画部様でした。 まずは、雨漏りの応急措置から信頼を覚え、古き良き素材を教えて頂き、お任せすることにしました。工事に入ってからは、大工さんをはじめスタッフの皆様の技術力に加え、先祖が残してくれた古木や竹の素材を活かしたアイデアなど、今からその仕上がりが待ち遠しい気持ちと共に、予算内に納まるかが心配の種です…。その結果は、内見会の会場での私達の顔色で判断して下さい。
《この家のみどころ》
  ~屋根裏スペースを活用した家族団欒の癒しのシアタールーム~
 
間取り図
ビフォー・アフター

BEFORE

外壁を白基調に塗装し、ベランダを設置。

BEFORE 和室

天井を撤去し、明るい色のクロスで雰囲気が様変わりしました!

BEFORE 広縁

AFTER 洋室に。

BEFORE 屋根裏

AFTER シアタールームに。

アフター

ダイニングキッチンは天井を撤去し、床の貼替を行い、木の温もりを感じられる空間に!

ダイニングキッチン。竹を随所に活用し、アクセントになっております。

洋室

リビング 掘り炬燵になっており、腰をかける部分には遠赤外線の床暖房を施工しました。じんわりと暖まり、大好評でした!

階段ホール 古材の手摺や、古建具の活用

シアタールーム 屋根裏を活用したシアタールームは、古梁がカッコいい!

2階和室。耐震補強で筋交を入れました。見出しの筋交で明るさを確保。

玄関土間は紅柄色のカラーモルタルで古い家具や梁、建具とマッチしてます!!

腰板は、敷板を再利用し、色や幅が揃っていないのが逆に愛着が湧きます。

昔のタンスや小物を大事にたくさん残されており、活用されておりました。物を大事にされているお施主様に、とても感銘を受けます。


~風土に合った人の住居・古民家!~
高知県では、今若い夫婦層をはじめ、定年を控えた親子三世代のご家族に、大人気の古民家!古い文化の英知が至る所に潜んでいる古民家を再生し、日本の伝統文化の素晴らしさを満喫しようとする方々が年々多くなって来ております。今回、淡路島に続いて県外二件目となる工事をさせて頂きました。つるぎ町貞光の歴史が育んだ、築60年以上の民家再生は、柱も梁もまだまだ新しく、当時の古材を再利用しておりました。材の組み方・間取り・屋根瓦等、その地域に合った住居創りがされており感動させられっぱなしでした。風土の輝きが建物・敷地のあちこちから聞こえてくる様な、持続可能な住まいになればという想いでお施主様の声を聞かせて頂き、一緒になって創り上げました。住み方次第で如何様にも人生をエンジョイ出来る古民家です。そうなる様に、心秘かに楽しみにしております・・・。その古民家の魅力を是非一度ご堪能下さい。ハッピーライフ!  代表取締役 片岡正治