●地の恵豊かな枝川東谷のときめく古民家●令和3年●

~緑と太陽と土と・・・自然環境に感謝!!~

*お施主様の声*
私共は、七十手前の初老夫婦です。六十過ぎ頃から、終の棲家は平屋でと思っていましたが、現在住んでいる家に隣接している母屋は古くとても住める状態ではなく、取り壊すかリフォームするかで長年悩んでいましたが、家内の実家をMIさんでリフォームすると聞き、出来上がるのを見てやっぱりMIさんでリフォームしようと決心しました。 工事に取り掛かり、天井をのけてみると大きな梁や柱が出てきて、これは次の世代にも残していかないといけないと実感しました。また、大工さんをはじめMIの皆様の工夫や力量を見てとれる広い空間や作りが出来上がって素晴らしく立派なものになりました。有難うございました。
《この家のみどころ》
    ~築130年の大黒柱が光る!職人の伝統が蘇る感動のリビング~
間取り図
ビフォー・アフター

裏山は竹が茂り、北側はだいぶ傷んでおりました。

裏山は伐採し明るくなり、屋根も葺き替え、安心して暮らせる家に。

和室続きで、薄暗い部屋でした。

和室は南側に1部屋残し、奥の間は無垢材・杉板で心地の良い、空間に。

こちらの和室も、奥の間は使われておらず、雨漏りもしており、床も腐っていました。

屋根の葺き替え工事を行い、梁見出しにしたLDKに変わりました!

和室から1段下がった談話室として使用されていた洋間。

高さは揃えて、LDKとして取り込みました!広々としたLDKで明るい雰囲気に。

台所。天井が低い土間キッチンでした。

土間キッチンを生かし、その隣に2畳の畳の間を。

アフター

建具を引込み、LDKと続けて大広間として使うことも可能!

家の中に入ると、木の匂いがし、心地良いです!

トイレも白い壁に漆黒の梁で、落ち着きのあるお手洗いになっております。

玄関を入ると、大きな梁が出迎えてくれます。

システムキッチンは爽やかなグリーンで、趣のあるLDKとはまた違う雰囲気です!

キッチンのバックカウンターはお施主様のご希望に応じた仕様で、大工さんの手作りとなっております。

爽やかなブルーで明るいお風呂に。

外部のサッシは新しくしましたが、内部建具は古建具を細工し再利用することで、調和された空間になっております。

飾棚は既存を生かし、地袋天袋の襖もそのままを生かしています。お家の歳月を感じられます。

既存キッチンを生かした、土間キッチンは、畑仕事からの導線を考えて設計しました。


~我が家こそ、最高の癒しの場~

古民家再生工事をさせて頂き、お引渡し直後のお施主様より、「実姉が私の家を観て非常に良かったので、古い我が家もリフォームしたいと言うので連絡をしてあげてもらえるろうか?」そう言って、お施主様ご夫妻を紹介して頂いたのは昨年3月頃で、農繁期で忙しい日を避けて、家を見せて頂きお話をお伺いしたのが昨年7月頃でした。大きな梁が幾層にも架けられ、太い大黒柱があり、その存在感はすごいものでした。今では創ることの出来ない建築技法や建築資材が当時の造り手と住まい手の感謝と感動の想いが古木の至るところから伝わってきたのを忘れられません。その素晴らしさを感じて頂くべく弱点とされる古い民家の欠点(耐震性・省エネ性・防腐防蟻防カビ性・耐久性・暗い)等を解消し、古民家の魅力を堪能して頂ける家が完成致しました。我が家こそ“最高の癒しの場”と言って誇れる古民家を、是非この機会に現実の空間で本物をご堪能下さい。~ハッピーライフ~ 代表取締役 片岡正治