●三つの顔(空間)が輝く中土佐上ノ加江の古民家●平成27年●

~大黒柱・漆黒の太い梁・・・新材・中古材・古材が作る魅力ある空間~

*お施主様の声*
数年前、何となく気になっていた古民家再生の言葉が頭によぎり、MIタウン企画部さんを訪ねました。しかし、すぐにリフォームに着手する事にはまだ、気が熟してはおらず、時が経ちました。 この度、家庭の都合により今住んでいる家を息子たちが直し、主屋を私たちが直して住む事になり、改めてMIタウン企画部さんを訪ね、お話を聞きました。リフォームに取り掛かってびっくりしたことは、築九十年の主屋がこんなに太い梁を使って建築していた事です。当時は機械もない時代にどうやって組み立てたのか驚きです。さらに、その梁は息苦しかった天井が取り除かれ、生き返ったような感じにさえ見えました。古い家ですが足元も充分に直して頂きましたので、これからも日本の家屋の暮らしやすさを実感しながら生活していきたいです。 リフォームに携わった全ての皆様に感謝申し上げます。
主屋の全面改修に加え、2階部分を増築!天井裏に隠れていた大きな漆黒の梁や、お施主様がストックしていた木材を使い、思いのつもった家になり、親族が集まりたくなる家になりました!
間取り図
ビフォー・アフター

雨漏りはしていなかったですが、瓦の劣化が進んでおりました。

瓦は葺き替え、2階部を増築しました!

広々とした広縁は皆がお喋りする場所!

木部は塗装し、建築当初の雰囲気が蘇りました!

間仕切りが多く、使いにくい空間でした。

間仕切りを取り払い、LDKは広々とした空間に。

土間キッチン~和室は段差がありました。

家の段差は全てバリアフリー化改修をし、ホールの大黒柱(秋田杉)が目を引きます!

アフター

LDKの空間には小上がりの畳ベットスペースを。ここで、少しお昼寝を…

天井高を生かしてロフトを作り、少しでも収納を出来るように。

ロフトには、窓や建具を設置し空気が溜まらないような工夫をしています。

家の段差は全てバリアフリー化改修をし、ホールの大黒柱(秋田杉)が目を引きます!

梁や建具は、既存を生かす事で内装が一新しても昔の趣を感じられます。


~絶大なる信頼に心より感謝!!~
住居に深い愛情があり、家の大切さがご夫婦の言動から彷彿しておりました。そうした思いが住居にも伝わったのでしょうか。見るものを圧倒さす様な考えられない位の大きな梁が天井裏から現れたのです。『我が家に、こんな大きな梁を使っていたことを今初めて知って家族や親戚中が驚いている…。本当にびっくりです!』その様に仰って、古民家の魅力を深く堪能されていました。当社にも、絶大なる信頼を寄せて頂き再生工事をさせて頂きまして、これ以上の喜びはありません。その再生された古民家が完成致しつつあります!!ぜひ、このチャンスに木の家の素晴らしき空間を一人でも多くの方に体感して頂ければと心より願っております。

MI研究会塾長・木材劣化診断士・代表取締役  片岡 正治