●四万十市有岡の家●令和元年●

~地の熱の活用、再生建築でときめき快適空間~

*お施主様の声*
今回の私の家造りは、父が遺してくれた大好きなこの家を残すこと、家族みんなが集える居心地の良い家にすること。
さらに、地震にも耐えられる家にするというところからでした。 2年前、家造りに向けて行動を始めた頃、義弟の知り合いのお家を見学させて頂きました。その素晴らしさに感動し、こんな家にしたいという思いが高まりました。聞くとMIタウン企画部さんの手掛けたお家でした。その後、社長の古民家再生に対するお話も聞かせて頂き、ここなら我が家の耐震リフォームの工事をお任せ出来ると確信しました。
 工事が始まってからは、こちらの色々なお願いや相談にも快く対応・提案をして下さり、納得のいく形で進めて頂けました。特に資材や建具等、今まで使っていた物を生かして下さった事、庭や塀、納屋までトータルにデザインして頂いた事には大変感謝しております。こうして、社長さんはじめ、机さん、スタッフの皆さん、大工さん、たくさんの業者の皆さんのおかげで、今後起こりうる大地震にも耐えられる、家族・親戚が集い憩える、また私にとって終の棲家となる素敵な家が完成しました。嬉しさで胸がいっぱいです。
 皆様、本当にありがとうございました。
《この家の見どころ》 
 ~住まいの輝きを古民家に実現。低い天井の家が変身!~
間取り図
ビフォー・アフター

平屋部分に2F棟が増築された大きなお家でした。

お庭も含め様変わりした外観には、圧倒されます。

2F棟の玄関。来客時はこちらをメインに使われておりました。

旧・2F棟玄関は、勝手口に変更。壁も開口しオープンに!キッチンカウンターには以前の玄関カウンターを再利用。

天井がとても低く、圧迫感がありました。

部分的に吹き抜けにし、大きな梁が蘇りました!

6畳の和室は天井が高く広々しておりました。

6畳から8畳に変更し、お友達とお茶会を…壁の色も紅柄色にし、温かみのある空間になりました。

天井が低かった2階の和室は物置として使われておりました。

吹き抜けにし、廊下を設けました。手摺も古材で作ったのでこの空間にマッチしてます!!

アフター

狭かった平屋部の玄関は増築し、こちらをメイン玄関に。収納力たっぷりの可動で使える玄関収納も設けました。

趣のある木製ガラス戸をとても気に入ってらっしゃたので、外側にサッシを設け、室内からの景観を維持。ここから覗く景色は絶景です。

和室1間を、WICとして使えるように、洋間にしました。

サッシ交換+内障子を設け、天井も出来る限りあげました。

24時間全熱交換換気システムを導入しているので、こんなに開放的なお家でもエアコン1台~2台で過ごせています!

低かった天井をのけて、梁見出しにし明るく開放的な部屋になりました。吹き抜け側には持ち出しの腰壁スペースも設けています。

以前はデッドスペースだったこの部屋は、合板仕上げにし物入として使えるように。

塀や倉庫も含め塗装をし、統一性を持たせました。

駐車場から車いすでも入れるようにスロープを新たに設置しました。

増築した玄関は、軒深くしております。


~『幸せ創りの宝物』=四万十市有岡の古民家~

清流、のどかでゆったりとした時間。そんな四万十市から妹様ご夫妻と一緒に香南市の当社の事務所を訪ねて来られたのも、つい最近のように思い起こされます。妹様ご夫妻のご友人で、十年近く前に当社で再生工事をさせて頂いたお施主様のお家を見て頂き、『立派な古(いにしえ)の家に感動いたしました』と一昨年8月に当社に足を運んで頂いたのです。四万十市にある自宅の古民家のいわれや歴史を、目を輝かせお話をされておられました。お施主様の話す表情から我が家への深い愛情が強烈に伝わって来ました。歴史、伝統、地域の環境に誇りを持たれ、愛着を持って住まわれている様子に私共も感動させられ、高知の田舎の魅力を一層学ばせて頂きました事は、今も鮮明に脳裏に焼き付いております。その後、当社へのご指名を頂き昨年の9月着工。約8か月の工期を頂き完成したのが今回の四万十市『有岡の古民家』です。工事期間中は、お施主様のの細やかなご配慮や古民家へのこだわり、思い入れを随所に取り入れさせて頂き完成致しました。『終の棲家としていきたい!』お施主様のご希望を実現し、ご家族やご親戚、多くのお仲間とのご交流の場所として、健康に最大限に配慮した家造りの『完成内見会』を、お施主様のご厚意により実現させて頂く事となりました。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。ぜひ、このチャンスを生かされて見て、体感をして頂き多くの皆様方が、自身の『幸せ創りの宝物』として生かして頂ければと心から念じております。

~ハッピーライフ~ MIタウン研究会塾長・木材劣化診断士 片岡正治