●奈半利川のほとりに建つ北川村の古民家●平成27年●

~想いが受け継がれた古民家の再生~

*お施主様の声*
今回、改修をお願いした私達の自宅は老朽化が進み段差も多く高齢の祖父母には住みづらい状態となっておりました。建替えも検討しておりましたが、MIタウン企画部さんから既存の柱や梁を生かした住宅を提案して頂いたことで、MIタウン企画部さんにお願いする事となりました。 様々なアドバイスを頂き、祖父母の居室を家の中心とした、高齢者へ配慮された住空間にして頂きました。今後、祖父母が永く快適に暮らし続けられることを楽しみにしております。大工さんをはじめ工事に携わってくださいました業者の皆様には大変感謝しております。有難うございました。
《この家の見どころ》
 ~RC造の上部に、古材を使って民家を構築~
ビフォー・アフター

少し増築し、玄関位置も変えました。 屋根も外壁も統一され一層素敵なお家に。

正面から見ると、平屋にみえますが、裏から見ると実は2階建。

前からあったブロック塀を低くして開放的に。 新しく、バルコニーも設けました!

以前は玄関を入っても土間。暗くて少し寒い印象の空間が・・・

天井が高い!明るく開放的な玄関に。安全な樹脂ガラスを取り付けることで さらに開放的になりました。

BEFORE

天井を抜いて、天窓を設けました。 明るくて温かみのある空間に!

1階部分は、天井が低くRC造の為、耐震性も心配・・・

RC造の耐震補強工事も行い、防湿対策もしっかりと行いました。

アフター

アイボリーに塗装した外観は、周辺環境の調和が取れています。

玄関戸は片引戸で、おじいちゃんおばあちゃんも入りやすい!軒天を無垢の木を使用し、外壁の色とのコントラストが素敵!

窓際には無垢の木を使用した棚板を設置。作業しても良し、腰掛けても良し!

ユニットバスは1.25坪で広々と使えます!

広めのトイレは、手摺も設け、使いやすくなりました!

天井高があるので、上部には物を少しでも置けれるようにしています。

窓から覗く、山や川は心が休まります。

床板は杉板、壁・天井は白基調で、既存の梁や既製品の建具の色が映えます。

天窓を設けたことで、広いLDK全体を明るく照らします。


~古木の輝きが室内空間を一新~

数多くの古民家再生をさせて頂く中で、圧倒的に多いお施主様は、親想い、祖父母想い、又、家族との絆を大切にされる方々が非常に多いです。W様の祖父母の事を強く気にかけられている強烈な意志は、本当に頭の下がる想いでした。その思いやりの心は私共や匠達の意欲を駆り立たせて頂きました。仕事をさせて頂くたびに、私共は古民家ときめき再生の大切な使命を教えて頂いております。 MI研究会塾長 代表取締役 片岡正治